海の宝石 長崎のべっ甲細工
お知らせ | 2024/05/24
海亀の甲羅から作られる、独特な美しさをもつ「べっ甲細工」。
17世紀江戸時代より、原料を輸入していた長崎の地で作られるようになり、400年に渡って今日まで伝承されています。長崎「まるとみ」の、無垢の「本べっ甲」にこだわったべっ甲細工が「いい日になりますように THE COVER NIPPON 帝国ホテル店」にてご覧いただけます。
ブローチやリングといったアクセサリーや和装小物、茶道具をはじめ、カフスセット等の男性小物、珍しい置物もご覧いただけます。べっ甲独特の絶妙な質感、色合いをお愉しみください。
※天然素材のため、1点ずつ全て柄・風合いが異なります。
※実際の商品とはデザイン・仕様が一部異なる場合がございます。売り切れの際はご容赦ください。
べっ甲細工
べっ甲細工の歴史は古く、奈良時代に中国から伝来、正倉院の宝物殿にも納められています。17世紀の江戸時代になると、原料を輸入していた長崎の地でも作られるようになり、400年に渡り、今日まで伝承されています。
べっ甲細工は、「玳瑁(タイマイ)」という海亀の甲羅を原料に作られます。希少な海亀の甲羅を、職人が一枚一枚丁寧に貼り合わせ、そこから形状を切り出し、磨き上げることで、一つの作品が出来上がります。
薄くスライスされたべっ甲を人口樹脂の表面に一枚だけ貼る「貼りべっ甲」もある中、長崎「まるとみ」ではその希少な素材を存分に使った無垢の「本べっ甲」のみに特化。素材本来の特徴が際立つべっ甲細工を製作しています。
べっ甲には、体温に反応し身体の接点に合わせて自らを成形していく特性があり、また一見重そうに見えて大変軽いことから、眼鏡やアクセサリーなどに最適です。また繊維の方向性があってずれにくいため、簪(かんざし)としても昔から重宝がられてきました。
磨く度に、美しい艶が蘇るべっ甲細工。長年愛用いただける、お気に入りの逸品を是非お手にとってご覧ください。