夏至 青時雨
美しい緑の雫「山の雫」
さんちのおと | 2022/06/23
夏至(げし)、一年でもっとも昼が長く、夜が短くなるころ。とはいえまだ真夏というには早く、梅雨のさなかのこの季節、六月末から七月初めはもっとも雨が降る時期と言われています。
「青時雨(あおしぐれ)」とは、そんな梅雨の候、青々とした木々の葉に降りたまった雨が、青葉から滴り落ちる水滴を時雨に見立てたことばです。「目に青葉」といわれる初夏は、青葉若葉がひときわ美しく際立つ季節。雨や朝霧にぬれた木々の若葉も美しく、ひんやりとした雨粒が、爽やかなひとときをくれます。 それはまるで、日本茶の 爽やかな香りと美しい緑の雫を思い起こさせます。
有機栽培の「山のお茶」
今回ご紹介する「山の雫」は、標高450mに位置する、静岡が誇る清流安倍川を見下ろす、霧立ち上る美しい山峡の茶園で、農薬を使わず独自に配合した有機肥料のみで育てた茶葉を、伝統の浅蒸し製法で仕上げています。
先日ご紹介した「山の香」と同じく、手間ひまをかけ丁寧に育てられるお茶は、自然な甘みと穏やかな渋みがあり、バランスに優れており、「山のお茶」として愛されています。
香りのよいお茶は、昼夜の寒暖差、霧などによって育まれます。その気象条件が揃うのが「山」の斜面や頂上付近で作られるお茶。
「山の雫」を作っている「いはち農園」は、15代目の繁田琢也さんとご両親により、農薬・化学肥料を一切使用しない有機栽培で、お茶だけでなく玄米茶に使用するお米も生産しています。
有機栽培だけに、雑草との闘い、急勾配の畑に手作業でまかなければいけない肥料など、手間は何倍もかかりますが、肥料にもこだわり、独自に配合した有機肥料をを使わず独自に配合した有機肥料のみを使用、栽培、製茶まで一貫して行っています。
自然と向き合い、手間ひま惜しまず、オクシズの環境の恵みを受け、アミノ酸が豊富でうま味たっぷりなお茶となります。
ていねいに育てられ、摘み取られた一番茶
山の雫 特上煎茶 80g 2,000円(税込) / 山の雫 特上玄米茶 70g 1,500円(税込) ▼
山の雫「特上煎茶」「特上玄米茶」
静岡が誇る清流安倍川を見下ろす、霧立ち上る美しい山峡の茶園で、農薬を使わず独自に配合した有機肥料のみで育てた茶葉を、伝統の浅蒸し製法で仕上げた「山の雫」シリーズ
やぶきた一番茶による浅蒸し煎茶を、茶畑から眺める山の稜線と、お茶の雫をイメージした缶に入れました。
山のめぐみをお茶が全て受け止め、美しい黄金色の水色、キレの良い渋味と豊かな旨味、清涼感のあるお茶の香りをお楽しみいただけます。
特上玄米茶は、お茶も玄米も単一農園で作られているものはとても珍しく、玄米は特別栽培米ミルキープリンセスを使用、お茶同様、栽培中農薬、化学肥料を使わず作られています。玄米茶には珍しく、伝統の浅蒸し製法で仕上げた一番茶のみを使用し、甘みのある玄米の香ばしさが加わり、清涼感のある玄米茶です。
急峻な奥山の茶園と、自然と向きあう農家に想いを馳せながら、最後のひとしずくまで、大切にお召し上がりください。
宝瓶セットと一緒にお愉しみください。嘉久正窯 宝瓶・小煎茶セット 菊割 9,350円(税込) ▼
そのほかにも、丁寧に作られた、個性豊かな新茶が続々と届いています。
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ゆったりとした日本茶時間、どうぞ #いい日になりますように