大暑、土用東風(どようごち)
「極上茶」 至福のひとときを
日本茶を楽しむ | 2022/07/27
大暑(たいしょ)を迎え、いよいよ本格的な夏の到来です。
打ち水や土用の丑の日など、暑いこの季節を乗り切るため、暮らしの中で様々なことを行ってきました。
そんな暑い夏こそ、特別な極上茶と茶器で日本茶時間を愉しみませんか。
大暑、土用東風(どようごち)
大暑(たいしょ)とは、一年でもっとも暑さが厳しく感じられる候、二十四節気のひとつ、今年は7月23日から立秋の8月7日までの15日間ぐらいを指します。
土用の丑の日など、よく耳にします。土用は、本来春夏秋冬の四季にあり、立夏・立秋・立冬・立春のそれぞれの前十八日を土用といい、その初めの日を「土用の入り」と言います。
土用東風(どようごち)とは、土用のさなかに吹く東風のこと。
青東風、土用凪、など季節の風にも名前がつけられ、日本人は季節を細やかに感じ暮らしてきました。
暑い日こそ、涼やかな風を感じとり、至福のひとときをもたらしてくれる「極上茶」を愉しみましょう。
「極上茶」 至福のひとときを
極上茶 白葉茶「山吹」/ 萎凋煎茶「梔子」/ 手摘み冠茶「時鳥」各 2,500円(税込) ▼
駿河湾を望む山間地のお茶所清水でも有数の茶産地 茂畑(もばた)。その地で200年ほど昔から続く農園により、それぞれこだわりの品種や製法で丁寧につくりあげた逸品「極上茶」。
「山吹」「梔子」「時鳥」、三つの特別な日本茶をご紹介します。
白葉茶「山吹」
一番茶のこの季節にしか咲かない花のように、春になると茶畑が黄金色に染まり、その茶葉から作られる、甘く上品な日本茶です。美しい黄金色の水色、キレの良い渋味と豊かな旨味、爽やかな香りが特徴です。
萎凋煎茶 「梔子」
萎凋煎茶とは、収穫後一晩熟成し微発酵させることで、花のような独特の香りをもつお茶です。華やかな香りで知られる静7132を萎凋させ、梔子の香りのような濃厚な香りと旨味が広がります。
手摘み冠茶 「時鳥」
新芽のころ合いを見はかり黒い覆いをかぶせ、半日陰の中で育て一つ一つ丁寧に手摘みすることで、やわらかみのある舌触りと上品なうまみが生まれ、色鮮やかに特別なコクのある旨味と余韻を楽しめます。
氷出しのお茶を宝瓶で
齋藤有希子 宝瓶 小 黒焼〆 5,500円(税込) / 香川漆器 象谷塗 長手盆 ノミ目 13,200円(税込) ▼
この季節は 宝瓶や蓋碗に入れた茶葉の上に、氷を直接入れていただく「氷出し」のお茶をおすすめします。
「氷出し」とは、溶けた氷によって、ゆっくりとお茶を抽出する方法で、氷が自然に溶けるのを待つので、時間はかかりますが、その分甘みをしっかりと感じられるお茶が淹れることが出来ます。
まさに極上茶など上質なお茶におすすめ。ひんやりとしたのど越しに加え、格別な美味しさをお愉しみいただけます。
個性豊かな旨味と気品ある香り、ひとしずくのお茶が、極上のひとときをもたらしてくれます。
齋藤 有希子さん(陶芸家・茶藝師)の茶器
左から 齋藤有希子 蓋碗 白マットしのぎ 5,720円(税込) / 蓋碗 漆茶 5,720円(税込) / 蓋碗 錆しのぎ 5,720円(税込) ▼
齋藤 有希子さんは、「器は料理があって初めて完成する」という師から学んだことから、あくまで主役である食事や食卓を囲む人たちと調和する存在であること、自分の器を介して、人がどう関わり楽しんでくれるか、その空間や空気自体を作れるようなモノづくりを大切にしています。
器のかたちも、蹴り轆轤からスッとうまれる形を生かし、あまり削ることなく自然なフォルムを大事に、使う人が使いやすく 使い込むことで馴染んでいく、「用の美」を心がけています。
齋藤 有希子さんのご紹介はこちらから
さんちのおと 齋藤 有希子(陶芸家・茶藝師)
※齋藤 有希子さんの商品は「いい日になりますように Online store」「THE COVER NIPPON」にてお取り扱いしています。
これから続く暑い日も
どうぞ #いい日になりますように