山のお茶「山の香」に 秋摘みほうじ茶が仲間入り
日本茶を楽しむ | 2022/12/02
静岡の興津川の流域に広がる、森に囲まれた自然豊かな小さな茶産地「小河内」。そこでは、手間ひまをかけ丁寧に育てられ、山間地ならではの香り高いお茶となります。
山の香りを感じながらいただくお茶、そこにはゆったりとした時間が流れています。
山の香 ほうじ茶 1,499円(税込)/ いい日になりますように ▼
自然豊かな「オクシズ」山のお茶
静岡県静岡市の中山間地域である奥静岡。静岡では「オクシズ」と呼ばれ、県民に古くから親しまれています。
豊かな緑と清らかな渓流に囲まれた山あいには、多くの茶園が点在しており、手間ひまをかけ丁寧に育てられるお茶は、「山のお茶」として愛されています。
このお茶が育てられているオクシズは、朝夕の寒暖差、ほどよい降水量、日差しを柔らかくする山腹の霧。これらの条件が重なり、爽やかで上品な甘みを感じるお茶となります。
特に、山間部で作られる浅蒸し茶は、自然な甘みと穏やかな渋みがあり、バランスに優れています。
富士山を望む茶畑。この土地の美しい風景は、環境に負荷をかけないよう手間暇をかけて行う農法によって守られています。
今回ご紹介する「山の香」シリーズは、秋摘みのほうじ茶。
静岡県静岡市の北部、自然豊かな小河内(こごうち)にて、50年程前から化学肥料や化学合成された農薬を一切使わない有機栽培によるお茶づくりに取り組んでいる「かわばた園」のお茶です。
ひとつひとつ手を惜しまず、丁寧につくられた茶葉。
有機・無農薬だから安心安全というだけでなく、「有機栽培で甘みのあるお茶をつくりたい」と三代目園主 佐藤寛之さん。自然由来のものだけを肥料として使用し、植物生理に従った栽培を心がけているとのこと。土壌成分を分析して状態を把握し、16種類の有機肥料から必要なものを組み合わせています。
ひとつひとつ確認しながら、自社工場で仕上げます。
「いい日になりますように」で取り扱っているお茶は、お茶自身を育てた茶農家が、どんなテイストにしたいか、摘む時期から蒸らしたり揉んだりと仕立てるところまで、「自園自製」で行うものがほとんどで、もちろん”シングルオリジン”のお茶です。
それにより、同じ品種でもそれぞれにお茶のテイストが違い、作り手の思いがこもった美味しいお茶を楽しむことができるのです。
お茶の季節に合わせて描かれたパッケージ。飲み比べやギフトにも最適。
夜のリラックスタイムにほうじ茶を
この季節になると、夜が長くなります。夜長にはほうじ茶がおすすめ。ほうじ茶は煎茶に比べてカフェインの含有量が少なく、気分をリラックスさせてくれる効果もあるといわれています。
ほうじ茶といえば、普段使いのイメージですが、実はとても繊細に作られています。茎や葉等使用する葉の部分よっても違い、焙じる時季や温度、時間によって味わいや香りが変わります。
熱いお湯でゆっくり茶葉が開きます
このお茶は、「やぶきた」を秋に収穫し、じっくり焙煎しました。スッキリとした風味と、芳ばしさを楽しめるお茶です。
ほうじ茶の香りを楽しむには、熱めのお湯で短時間で淹れることがコツです。茶葉が大きいため、ぬるいお湯ではお湯がいきわたらず香りが立ちません。
ほうじ茶独特の香ばしい香りは茶葉を焙煎する際に作られる「ピラジン」には脳をリラックスさせる働きや、血行促進の働きがあると言われています。心身ともに癒してくれるほうじ茶は、疲れた時やリラックスしたいときにぴったりです。
ゆっくり煮だしたほうじ茶を、気分をかえてお洒落な硝子のポットで。
お茶の香りとともにすごすひとときが、
どうぞ #いい日になりますように。