お気に入りを使えば心も潤う
グラスで愉しむ夏の緑茶
日本茶を楽しむ | 2021/06/30
目にも涼しく、夏の暑さを和らげてくれる冷茶。グラスひとつで、その味わいも自身の気分も驚くほど変わってきます。忙しい朝の時間も、寝る前のゆったりとした時間も……。いつものルーティーンに、ほんの少し手間を加えるだけで、彩りあふれる毎日が訪れます。
グラスに、茶葉と氷をIN
朝は理想のLOHASスタイルで
少しだけ早起きした日は、朝ヨガで新鮮な空気を取り込み目覚めスのイッチをON。体がゆっくりとほぐれていく感覚が心地よく、LOHAS(ロハス)な1日を気持ちよくスタートできます。はじめる前に茶葉と氷をグラスに入れておけば、スッキリ汗を流した後には飲み頃に。氷で抽出する緑茶は驚くほど濃厚で、甘味と爽やかさが体にスーッと溶け込んでいきます。栄養たっぷりの茶葉まで味わえば、体にもうれしいし環境にも配慮。
氷出しの緑茶は、実は家事や身支度でバタバタしている人にもピッタリ。だって、起きてすぐに用意しておけば、準備がひと段落した頃には氷が溶けて完成しているのだから。出かける前に飲めば、頭もスッキリして「今日もがんばろう」という気分になります。
目覚めの一杯は、お気にりのグラスで。口いっぱいに広がる香りと味が、頭と体を、爽やかに、そしてクリアにしてくれます
バンビ ワイングラス (木村硝子店) / いい日になりますように ▼
氷出し緑茶の作り方(一杯分)
- グラスに茶葉を3g~5g入れる
- 氷を入れる(製氷機の氷で2つくらいが目安):写真左
- 氷が溶けたら完成:写真右
お気に入りのカラフェで
忙しい自分に、
エネルギーをチャージ
今日は忙しくて時間に余裕が持てない……。そんなリモートワークの日は、水出しした緑茶がたっぷり入ったカラフェとグラスを仕事のお供に。
集中して仕事をしていると、あっという間に過ぎて行く時間。仕事の合間に少しずつでも味わえば、爽やかな風味と味が疲れた体にじんわり浸透。気持ちのリフレッシュにもつながります。
仕事がひと段落して、少し時間が取れるのであれば、お菓子や軽食とあわせてブレイクタイム。体と心が満たされたあとは、最後の一杯で気持ちを切り替えて。休憩後の仕事時間もきっとはかどります。
仕事の合間の一杯にも、美味しい日本茶を用意。やさしいフォルムのジャグとカップで、ホッと一息させてくれます
左 ベッロ グラス、右 インゲヤード・ローマン ジャグラージ (木村硝子店) / いい日になりますように ▼
水出し緑茶の作り方
- 水100mlに対して3g(ティースプーンで山盛り一杯ほどが目安)の茶葉を入れる
※ 写真のカラフェの場合は、水400ml、12gほどが目安- 冷蔵庫で1時間ほど冷やす
※ 水の量が増えるにつれて、冷やす時間を長くする- 飲む前に軽くふって注ぐ
何気ないシーンにこそ、
しあわせが宿る
家族で囲む「日本茶時間」
家族みんなが揃いやすい夕食後に、顔をあわせて「日本茶時間」を愉しむのもいいものです。「今日も1日おつかれさまでした」と、労いの想いを込めてふるまえば、どこかゆったりとした時間が流れ会話も穏やかに。
夕食後とはいえ、まだまだ暑さも厳しい時間。そんなとき、大容量のポットにたっぷり冷茶を用意しておけば、ゴクゴク飲んでも、話が長くなっても大丈夫。「今日こんなことがあってね……」と、いろいろな話をしてみてはいかがでしょう?
夕食後のひとときは、ノスタルジックな雰囲気の琥珀色の硝子に、伝統的な切子を施した東京下町の熟練職人の手によるグラスで
綾 オールドグラス 古代色シリーズ / いい日になりますように ▼
飲むたびに、グラスからふんわり
優しい香りに包まれ眠る
1日の終わりは、深くリラックスして睡眠の質を高めたいもの。それには心を落ち着かせることが大切です。いい香りでリラックスするのもおすすめ。
水出しの緑茶なら心地よい清涼感と甘味を感じ、最後に優しい香りが広がります。ゆっくりとした時間が流れる就寝前に時間をかけて味わえば、日中のストレスや疲れも洗い流してくれるでしょう。このとき、体を冷やさないよう常温に戻しておくことがポイントです。
スウェーデンを代表するデザイナー、インゲヤード・ローマンと木村硝子店のコラボレーション、「水」をイメージしました
インゲヤード・ローマン ウォーターカラフェセット (木村硝子店) / いい日になりますように ▼
繊細なフォルムと暮らしに寄り添って作られたグラスをお気に入りのアイテムに加えてみてはいかがですか。
構成・文/アトリエあふろ 西川裕美