新春用特別火入れ 生煎茶
豊好園「夢 – あこがれ -」
日本茶を楽しむ | 2021/12/29
今年のお正月はとっておきの日本茶と共に迎えてみませんか。
お正月用に、火入れしたての浅蒸し煎茶「夢 あこがれ」。出来立てならではの、青々とした風味をお楽しみください。
仕上げたばかりの 生テイストな煎茶です。
火入れしたての茶葉は格別です。
茶は葉から出来た農作物だと感じていただくため、若葉のような青々しさを意識した火入れの調整を行います。この時期には出回らない「生の煎茶」のような感覚、茶葉がつくりだす味と香りは、まさに口福な逸品です。
「火入れ」とは
「火入れ」はお茶を仕上げる工程のひとつ、お茶の味や香りを調整し、品質を保つ大切な工程です。
火入れにより、香ばしい香りをつけ甘味を引き出し茶葉に深みや艶をだすことができます。さらに5%前後の水分が含まれる荒茶を3%まで水分を飛ばし、しっかりと茶葉を乾燥させ品質を安定させる役割も担います。
火入れは、お茶の種類で温度や時間を変えるだけでなく、季節やその日の温度、湿度によっても調整します。茶師の技の見せ所です。
今回、大切に保管してきた「夢:あこがれ」を弱火でじっくりと火入れ、茶の持つ個性と特性を生かす?生を意識した火入れ”で香りと甘味を引き出しました。
「夢 – あこがれ -」
「やぶきた」を棚栽培で育て、一番茶の柔らかい新芽を、一芯二葉で丁寧に手摘みした特別なかぶせ茶。
「やぶきた」は、旨味だけではなく、渋味もあるためバランスが良く後味が爽やかです。そしてなにより、口に入る前に鼻で感じる香り、飲んだ後に喉から鼻に抜ける香りは上品そのもの。何回飲んでも飽きないお茶です。
そして、手摘みだからこそ切り口が少ないため、その特徴を最大に引き出せます。
長く伸びた美しく艶のある茶葉。茶葉がもつ本来の特徴を生かす「浅蒸し製法」&「低めの焙煎温度」仕上げでフレッシュな風味が楽しめます。時間をかけじっくりと抽出すると、茶葉の旨味が浸出しとても美味しくいただけます。温茶はもちろん冷茶でもお楽しみいただけます。
大切な人へ、新年のご挨拶に、自分へのご褒美に…
仕立てたばかりの浅蒸し煎茶で、お正月をお迎えください。
どうぞ新年も「いい日になりますように」
写真提供:静岡両河内 茶に心をのせて豊好園